「崇高なる山水」展開催

記事番号:04949
年月:2008年10月

五代・北宋初期の画家李成に始まり北宋中期に活躍した郭熙によって完成された大観的な山水画の誕生とその受容の諸相を約70点の作品によって跡づける「崇高なる山水―中国・朝鮮・李郭系山水画の系譜」展が11日から11月16日まで大和文華館で開催された。第一章「李郭派山水の誕生―宋から元へ」、第二章「李郭派山水の展開―高麗から朝鮮王朝へ」、第三章「李郭派山水の受容と復興―明清時代―」で構成され、東洋の山水表現の源とも言われ、我国の水墨画の展開においても重要な位置にあった李郭派を今日の視点からとらえる充実した展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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