「五姓田のすべて―近代絵画への架け橋」展開催

記事番号:04943
年月:2008年08月

幕末期から横浜で活躍した初代五姓田芳柳に始まる洋風絵画の一派五姓田派を総合的にとらえようとする「五姓田のすべて」展が神奈川県立歴史博物館で9日から開催された(9月28日まで)。「五姓田派誕生」「五姓田家の絵師たち」「五姓田派を支えた絵師たち」「拡散する五姓田派」「技術伝承」の5章構成で、これまで個々に紹介されてきた五姓田派の画家たちの作品がデッサン、写生図から油彩画まで展示されたほか、絵手本や教科書等も紹介され、幕末明治初期の西洋絵画受容の一側面を浮彫にする展観となった。同展は岡山県立美術館に巡回した(10月7日から11月9日)。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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