「金比羅宮 書院の美―応挙若冲岸岱」展開催

記事番号:04877
年月:2007年07月

金比羅宮の襖絵130点を現地から移動し、書院を再現的に展観する「金比羅宮 書院の美―応挙・若冲・岸岱」展が7日から東京芸術大学大学美術館で開催された(9月9日まで)。近年、社寺の襖絵等の保存と公開を両立させる手段として、高精細デジタル画像による複製を公開し、実作品は保存に適する空間に移動する試みが行なわれるようになっているが、同展では、香川県の琴平山にある金比羅宮の書院を美術館内で追体験できるよう、同宮内を飾る近世絵画の優品と高精細デジタル画像による実物大の複製とを織り交ぜた新たな展示方法がとられ、注目された。同展は金比羅宮、三重県立美術館に巡回した後、2008年10月15日から12月8日までフランス国立ギメ東洋美術館で開催された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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