国立新美術館開館

記事番号:04850
年月:2007年01月

国立美術館としては5館目、1977年に開館した国立国際美術館以来30年ぶりの新美術館となる国立新美術館(林田英樹館長)が21日、開館した。地下1階、地上4階、1万4000平方メートルの展示スペースを持ち、黒川紀章の設計になる。作品収集は行なわず、美術団体等への作品発表の場の提供、自主企画展や共催展を開催する方針で、展覧会事業、情報収集・提供事業、教育普及事業を通して世界に発信する美術館を目指す。開館記念展は自主企画による「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語」と題し、20世紀以降現代までの美術の展開と物質文明の関係を探ろうとするもので、第1部「20世紀美術における物とその表現」、第2部「20世紀美術における物と人間の生活」、第3部「マテリアル・ワールドに生きる」の3部構成で国内外の作品を展観した。「日本の表現力」展、「黒川紀章展―機械の時代から生命の時代へ」も同時開催された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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