「浅井忠と関西美術院」展開催

記事番号:04827
年月:2006年08月

1906(明治39)年に京都に設立された関西美術院の創立100年を記念し、浅井忠、鹿子木孟郎ら初期の指導者から、同院に学んで活躍した画家たちの画業を、戦前期までに焦点をあてて跡づける展覧会が府中市美術館を皮切りに開催された(26日~10月9日)。戦前までの京阪地域の洋画を先導し、梅原竜三郎安井曽太郎などの巨匠を輩出した関西美術院の歩みを、第Ⅰ章「京都洋画の揺籃期:浅井忠上洛以前」、第Ⅱ章「京都洋画壇再興:浅井忠の上洛と関西美術院開院まで」、第Ⅲ章「関西美術院を支えた人々:草創期の賑わいと浅井忠の逝去まで」、第Ⅳ章「関西美術院から巣立った人々:浅井忠没後の展開と新世代の台頭」の構成により約240点の作品で振り返る充実した展観となった。同展は京都市美術館に巡回した(10月17日~12月3日)。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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