「亜欧堂田善の時代」展開催

記事番号:04806
年月:2006年03月

白河藩主松平定信に起用され19世紀初頭に西洋絵画、版画に学んだ洋風画を描いて活躍した亜欧堂田善の作品を中心に、洋風の表現や風景に対する興味など、同時代の画家たちが共有する造形感覚を概観する「亜欧堂田善の時代」展が府中市美術館で開催された(4日~4月16日)。田善の作品がこれまで西洋絵画技法の受容という視点に偏って評価されがちであったのに対し、田善がいかに自然と向き合い、いかに描こうとしたかという造形意識に焦点をあて、絵画表現への関心を促す展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top