「グレー村の画家たち」展開催

記事番号:04544
年月:2000年10月

フランス、パリ南西約70キロに位置する小村グレー・シュル・ロワンをとりあげ、この芸術家コロニーに滞在した画家たちをとりあげた展覧会が、山梨県立美術館で10月21日から開催した。グレー村は、19世紀中頃から多くの芸術家たち、ことに外国の画家たちが滞在し、黒田清輝、浅井忠など、日本の画家たちにも縁の深い地であった。アメリカ、アイルランド、イギリス、スウェーデン、日本から作品をあつめ、この小村が、画家たちの創造に、どのような影響をあたえたかを検証しようとした企画であり、大規模な国際展であると同時に、パリ中心のこれまでの19世紀美術史研究に対して、新たな視点をしめしたものとして注目された。(会期、11月26日まで。以後、府中市美術館等4館を巡回した。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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