日本芸術院受賞者決定

記事番号:04341
年月:1996年03月

日本芸術院(犬丸直院長)は22日、芸術の各分野で顕著な業績があった人に贈る平成7年度(第52回)の日本芸術院賞受賞者を内定した。恩賜賞・日本芸術院賞の第1部(美術)受賞者には岡田新一(68)(宮崎県立美術館など一連の建築設計に対し)、日本芸術院受賞者には洋画の奥谷博(61)(第62回独立展出品作「月露」など深みのある世界へ到達した作品に対し)、彫塑の橋本堅太郎(65)(第27回日展出品作「竹園生」など清純な詩情を謳歌した作品に対して)、工芸の大塩正義(62)(第27回日展出品作「樹相」など総合的な技能と芸術感覚のある作品に対し)、書の榎倉香邨(本名弘、72)(第27回日展出品作「流翳」など時間性を表現した作品に対して)が選ばれた。授賞式は6月3日に東京・上野の日本芸術院会館で行われる。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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