平安遷都1200年記念「王朝の美」展開催

記事番号:04253
年月:1994年04月

桓武天皇の延歴13(794)年の平安遷都から1200年になることを記念し、京都では様々な行事が行なわれているが、その一環として京都国立博物館で平安時代後期を中心に、王朝文化の爛熟期の絵画、彫刻、美術工芸品約100点を展示する「王朝の美」展が開かれた(12~5.15)。平安遷都の頃を唐風文化の受容から和風文化の創出への移行期と重ねあわせ、大和絵と仮名文字が華やかな展開を見せた絵巻物を中心に、王朝人の美意識のありかたをうかがわせる充実した展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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