「日本画の抽象」展開催

記事番号:04238
年月:1994年02月

「日本画」とは何かを問う動きが高まるなか、西欧の抽象画に学び、日常的な視覚から遠くはなれる試みを行なった大正後期から1960年代までの日本画70点を集めた「日本画の抽象」展が11日から東京・大崎のO美術館で開かれた(前期~2.23、後期2.25~3.9)。一般に、伝統との結びつきを強調されがちな日本画の分野で、技法、様式の可能性を広げようとした作品群が並び、「日本画」の定着を再考させるとともに、制作の新たな展開を促す展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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