法隆寺の仏像台座から墨画、墨書

記事番号:04171
年月:1992年10月

法隆寺は29日、金堂阿弥陀如来像(重文)の台座から、鳥羽冠を被った正装姿の墨書人物画が発見されたと発表した。さらに11月1日までに釈迦三尊像(国宝)の台座側面に描かれている四天王像中の持国天の下絵が見つかり、2日までには、同台座に使われている部材から干支年や行政機構名を書いた墨書文字30字が確認された。干支は聖徳太子が死去する前年の西暦621年を示しており、美術史的資料としても家政組織を知る歴史資料としても重要な資料として注目を集めた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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