根津美術館開館50周年記念「那智の滝-熊野の自然と祈りの造形-」展開催

記事番号:04108
年月:1991年11月

昭和15年に開館した根津美術館は、50周年を記念して新館を設立。展示面積が153坪から254坪に増加し、新装オープン展第2部として、このほど修復の完了した館蔵品の国宝「那智の瀧」図を中心に、垂迹美術他約100件によって神々の地として信仰された熊野を紹介する展観を行なった(16日~12月15日)。作品の原状をそこなっていると判断される後補部分を全て除去する修理により「那智の瀧」図に新たな見解が示されることとなり、垂迹美術研究にも一石を投ずる展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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