日本モンゴル学術調査団、着々と成果

記事番号:04083
年月:1991年07月

チンギス・ハーン陵墓の探索(ゴルバン・ゴル計画)を続ける日本・モンゴル学術調査団は、6日までに、オノン川流域の岩面に、タタールと明の永楽帝が戦った「オノン河畔の戦い」(1410年)を実証する墨書を発見した。同14日までには、同川流域で181基の匈奴時代(紀元前3~2世紀)の墳墓群を発見。さらに11月には、ウランバートルの東方400キロ、ヘンティー県バヤンホタク・ソムで、12世紀末、チンギス・ハーンの応援でタタールを討伐した金軍の戦勝記念の碑文が、発見された。いずれも「元朝秘史」を裏づける貴重な発見となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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