国吉康雄美術館東京国際美術館、徳島県立近代美術館開館

記事番号:04027
年月:1990年11月

国吉康雄のコレクションで知られる福武書店は、2日、岡山本社新社屋内に「国吉康雄美術館」を開館。国吉の油絵、版画など60余点の所蔵品を展示する。 また、国内外の現代美術の振興及び映像美術の振興を基本方針とする「東京国際美術館」が3日、開館。鉄筋コンクリート5階建て、延べ床面積約2700平方メートルで、うち美術展示には約1350平方メートルが当てられる。ハイヴィジョンやCGラボなどを個人に開放する「T-BRAIN CLUB」と名づけられたテクノアート・ミュージアムをそなえ、ハイテクノロジー・アートの振興にも努める方針である。 同日、置県100年を機に開発が進められてきた「文化の森総合公園」の中に徳島県立近代美術館が開館。同館は40ヘクタールの敷地内に文書館、図書館とともに建てられた博物館施設と対になる形でひとつづきの建物の中に設けられ、地上4階地下1階、延べ床面積21549平方メートルの大型館。人間像、徳島ゆかりの作家による作品、現代版画の3本の柱を基軸に収集する方針である。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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