文化財の新指定(美術工芸品)、文化財選定保存技術指定

記事番号:03796
年月:1988年03月

文化財保護審議会(斎藤正会長)は26日、国の重要文化財として美術工芸品53件を新たに指定するよう中島文相に答申した。今回国宝指定はなく、重要文化財として絵画9件、彫刻8件、工芸品7件、書跡・典籍7件、古文書5件、考古資料12件、歴史資料5件が答申された。藤ノ木古墳出土品、紙本著色泰西王侯図、浦上玉堂筆秋色半分図、織田信長自筆書状などが含まれ、これで重要文化財は9456件(うち国宝827件)となった。 また同審議会は、同じく26日、文化財の「選定保存技術」として、刀装・甲冑金具(宮島市郎)、刀剣金具?製作(赤野栄一)、屋根瓦製作(小林章男)、漆掻き用具製作(中畑長次郎)の4件を選定し、それぞれ1人を技術保持者に認定するよう、中島文相に答申した。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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