重要文化財新指定

記事番号:03565
年月:1984年03月

文化財保護審議会(小林行雄会長)は、新たな国の重要文化財として、23日建造物関係6件、24日までに美術工芸品関係国宝1件、重要文化財37件を認定するよう森文相に答申した。建造物では旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎(名古屋市)、大滝神社本殿および拝殿(福井県今立町)など洋風建築二件二棟、社寺建築四件六棟、美術工芸品では平安後期書写の医書「医心方」(半井家本)が国宝に、紙本着色「辟邪絵」(文化庁)など絵画6、彫刻6、工芸6、書籍典籍6、その他13件が重要文化財として答申された。これで国宝は826件、重要文化財9261件となり、新指定の文化財は4月3日より15日まで東京国立博物館で展観された。また今回も冷泉家の文書類6件が重文指定を受け、これで冷泉家関係は国宝3件、重文16件となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top