東京都庭園美術館等開館

記事番号:03542
年月:1983年10月

昭和7年に宮内庁内匠寮営繕課によって設計されフランス人アンリ・ラパンによって内装されたアール・デコ風の旧朝香宮邸が1日、東京都庭園美術館として開館した。旧白金迎賓館に隣接し、広い庭園を持つ。運営は財団法人「東京都文化振興会」によっておこなわれ、開館展は「ピカソからジャスパー・ジョーンズまで――グッゲンハイム美術館展」。また、同日、写真家初の個人美術館である土門挙記念館が郷里山形県の酒田市宮野浦に開館。日本の写真界をリードしてきた土門の全作品を蔵し、日本初の本格的写真美術館として活動を始めた。8月には、佐賀県立美術館(館長野村綱明)が開館、同館は既存の県立博物館と接続して建設され二館一体化した運営法をとる。開館展は「近代・九州の洋画家たち展」。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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