法隆寺発掘調査で最古の地鎮具発見

記事番号:03499
年月:1983年02月

防災工事に伴う発掘調査が行なわれている法隆寺で、土器に和同開珎と金箔片を入れた奈良時代初頭の地鎮具が出土したことが、1日奈良国立文化財研究所と奈良県立橿原考古学研究所により発表された。出土地点は主要伽藍の南で、伽藍の造宮後次の工事に移る際の地鎮祭が行なわれたと見られ、主要伽藍の建立が710年前後に終わっていたとするこれまでの学説を裏づけるもの。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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