海老原喜之助展

記事番号:02908
年月:1971年04月

13日より18日まで東京日本橋高島屋で開催。1970年9月にパリで客死した海老原喜之助の生涯を回顧し、彼を讃える企画として115点の油彩を陳列した。彼は早くからパリに渡り1920年代の末からカンピリやジャコメッティたちと並んで国際的な評価をえた数少ない日本人画家の一人であり、その後も絶えず新しい試みを重ねて続けていた現代日本における最も重要な画家の一人であった。それだけに、その死は深く惜しまれて、この油絵展のあと8月21日より神奈川県立近代美術館において「海老原喜之助デッサン・水彩・版画展」も開催された。これらの両展覧会とも国内数ケ所に巡回された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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