日本文化財団、ミケランジェロ“模刻”を公開

記事番号:02873
年月:1970年08月

日本文化財団(東京千代田区霞が関ビル内、松下幸之助会長、郡英司理事長)は9月10日から東京港区赤坂2、三井銀行旧赤坂支店の建物に「ミケランジェロ彫刻館」を開館するが、25日陳列されるミケランジェロの「ピエタ」「ダビデ」「モーゼ」の原寸大、大理石模刻を報道関係者に公開した。これらミケランジェロの三大傑作が一緒に国外に紹介されたことはないが、同財団では5年前ミケランジェロの研究家であり、彫刻家のイタリア国立ルッカ美術大リド・ボベッキ教授に模刻を依頼していたのがようやく完成、このほど日本に運ばれたもの。模刻の費用は1億数千万円といい同財団が負担する。明春3月末まで東京で展示し、そのあと京都、名古屋と巡回する。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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