第10回日本国際美術展

記事番号:02865
年月:1970年05月

日本万国博の開催に合わせ1年延期したこの展覧会は、10日~30日・東京都美術館、6月6日~28日・京都市美術館、7月15日~26日・愛知県美術館で開かれた。従来の国別の展示や一切の授賞方式をやめて、1人の総コミッショナーに展覧会の性格や作家の選定などすべてを託すことになり、今回は総コミッショナーを美術評論家中原佑介に依嘱した。「人間と物質」というテーマのもとに、外国作家27名、日本人作家13名を選定。展示は、いわゆるコンセプチュアル・アートと称する傾向が主体をなし、物と人間との関係をさまざまに体験させようと試みた。主催、毎日新聞社、日本国際美術振興会。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top