埋蔵文化財の破壊の現状についての報告

記事番号:02843
年月:1970年01月

日本考古学協会の埋蔵文化財保護対策特別委員会は全国の埋蔵文化財が開発事業などで破壊されてゆく埋蔵文化財の実態を、昭和40年より調査して来たが、この程その調査結果の大要をまとめ「埋蔵文化財破壊の現状」と題する資料を発表した。それによると、埋蔵文化財は予想以上に激しい勢いで壊わされつつあり、調査をせぬうちに破壊され文化財としての価値を失った遺跡の数は地元の研究者が確認しただけでも5年間で1000件を越えている。(8日)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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