日ソ国交回復記念日本工芸美術展

記事番号:02002
年月:1958年05月

1昨年日本アジア連帯委員会文化芸術使節団の訪ソを発端とする、日ソ文化交流の一端をなすソ連での「日本工芸美術展」は、昨年来同政府と日本側同展実行委員会との間に交渉がすすめられていたが、16日在日ソ連大使館で両国の間に正式調印をみた。同展の作品は、全国工芸作家に呼びかけられたもので工芸美術品357点、民芸品2組、図録一万部で、総額7000余万円に達した。これらの品は、30日横浜港でソ連船に積込まれ、ナホトカに向け出港した。なおソ連に於ける展覧会は8月12日からのモスクワをはじめとするモルダヴィアの首都及びオデッサ等諸都市を巡回の後、ソ連各地の博物館に保存されることになつた。 

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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