国立近代美術館の移転地決定

記事番号:02625
年月:1966年01月

昨年末、政府は首相官邸で、石井法相(体協会長)、文部・建設各大臣、官房長官らが懇談会を開き、皇居北の丸に国立近代美術館を移転新築する計画を内定していたが、(当年鑑41年版本欄参照)年がかわって10日、更に事務次官会議で協議の結果、同地に移転新築することを決定した。計画によれば、新築される同美術館は、千代田区代官町の竹橋と皇居乾門の間、約8,900平方メートルの敷地に公文書館と隣接し、総工費約17億円、建坪3,300平方メートル、地上3階、地下1階建で42年度に完成する予定である。尚かねて同美術館の建設経費を寄付する意向を申し出ていたブリヂストン・タイヤの石橋正二郎会長は、2月14日、同館の建設費12億円を寄附する、との覚え書きを福田文部次官との間に交換した。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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