国立近代美術館の移転候補地

記事番号:02609
年月:1965年10月

去る昭和27年末開館以来、美術ファンに親しまれてきた東京・京橋の国立近代美術館が建物の老朽化、狭隘、災害時の危険などの理由から、他に移転して新しく建て直すことがきまり、文部省では美術・建築の権威者30名から成る移転調査委員会を設け、移転地として代々木のオリンピック選手村跡を有力候補地として本格的準備を進め、また国会議員が超党派で結成している芸術振興議員連盟が5月初めから側画的にその実現への推進をはかっていたが、このほど当初の計画通り代々木移転を実現する態度を決め、8日の閣議で中村文相が移転計画を説明することになった。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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