中尊寺金色堂の修理はじまる

記事番号:02416
年月:1962年10月

岩手県平泉町の国宝中尊寺金色堂は損傷がはなはだしく、35年度から文化財保護委員会と東京国立文化財研究所によつて調査が行なわれていたが、37年から4カ年計画で修理が行なわれることになり、7日起工式が行なわれた。今度の調査で北条貞時が正応元年(1288)に金色堂を保護するために建てた覆堂(おおいどう)は、北西90メートル後方の地点に移転して別途保存し、金色堂は新たに空気調節装置を備えた鉄筋コンクリートの新覆堂によつて保護される予定。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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