「草原の王朝 契丹―美しき3人のプリンセス」展開催

記事番号:05100
年月:2011年09月

10世紀初頭から200年間ほど現在の内モンゴルを統治した契丹(遼)の文化を紹介する「草原の王朝 契丹―美しき3人のプリンセス」展が27日から11月27日まで九州国立博物館で開催された。3人の皇族女性にまつわる装飾品や器物、約130点が第1章「馬上の芸術」、第2章「大唐の遺風」、第3章「草原都市」、第4章「蒼天の仏国土」の構成で展示され、契丹統一とほぼ同時に滅亡した唐の文化と草原の遊牧民の文化との融合のありさまが浮かび上がった。東アジア諸地域の造形の比較検討に資する意義深い企画となった。同展は静岡県立美術館(12月17日~12年3月4日)、大阪市立美術館(4月10日~6月10日)、東京藝術大学大学美術館(7月12日~9月17日)に巡回した。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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