「生誕250年記念展 酒井抱一と江戸琳派の全貌」開催

記事番号:05097
年月:2011年08月

京都の絵師であった俵屋宗達や尾形光琳の画風を慕い、18世紀末から江戸で活躍した酒井抱一とその画風を引き継ぐ江戸琳派の絵師たちの作品を集めた「生誕250年記念展 酒井抱一と江戸琳派の全貌」が30日から10月2日まで姫路市立美術館で開催された。代表作「夏秋草図屏風」を含む抱一作品約160点、弟子の鈴木其一による作品約60点のほか、関連資料や池田孤邨、酒井鶯蒲、鈴木守一らによる近代に連なる作品など総計338点が、第一章「姫路酒井家と抱一」、第二章「浮世絵制作と狂歌」、第三章「光琳画風への傾倒」、第四章「江戸文化の中の抱一」、第五章「雨華庵抱一の仏画制作」、第六章「江戸琳派の確立」、第七章「工芸意匠の展開」、第八章「鈴木其一とその周辺」、第九章「江戸琳派の水脈」の構成で展観された。同展は千葉市美術館(10月10日~11月13日)、細見美術館(2012年4月10日~5月13日)に巡回した。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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