平泉、世界遺産登録へ

記事番号:05088
年月:2011年05月

世界遺産への登録の可否を事前に審査する国連教育科学文化機関(ユネスコUNESCO)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモスICOMOS)は7日、日本が再推薦した平泉(岩手県平泉町)について、世界文化遺産として登録を求める評価結果を勧告した。これを受けて6月26日、ユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産として登録することが決定した。平泉は2008年にイコモスが「記載延期」とし、世界遺産委員会も勧告を指示したために登録が見送られたが、日本政府は「浄土思想の表現」である点を明確化して再推薦していた。なお国立西洋美術館本館等、日本がフランス等と共同推薦した建築家ル・コルビュジエ設計の建築物については、イコモスが「不登録」を勧告し、世界文化遺産への登録は見送りとなった。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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