法隆寺金堂落慶式

記事番号:01666
年月:1954年11月

二〇年の歳月と八億円の国費を費した法隆寺昭和大修理の完了を祝う金堂の落慶式が三日盛大に行われた。再建金堂の従前との相違点は、(一)裳階板ぶきの形式が横段ぶきとなる、(二)補強材をとり払われる、(三)軒を古い形式に復原、(四)高欄がつまり屋だるみが深くなる、(五)棟の瓦積が低くなり鬼瓦が小形となる、(六)妻飾が簡単となる等の諸点である。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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