高村光太郎、十和田湖畔に建てる裸像を完成

記事番号:01582
年月:1953年11月

昨春から製作中の十和田湖畔を飾る記念像は一〇日ブロンズに完成十和田湖畔に発送された。裸女二人を配した七尺余の像で、二一日国立公園指定一五周年記念式典と同時に除幕式が行われる。設立場所については予定の湖の東北端「子ノ口」が厚生省国立公園協会理事長田村剛の反対にあい、一方、同公園を文化財保護法で監督する文化財保護委員会では専門審議会で之を承認、厚生省、文部省の意見の対立となつたが、「子ノ口」を変更し集団施設地区になつている南岸「休屋」に建てられることになつた。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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