恩賜賞、芸術院賞決定

記事番号:01420
年月:1952年03月

日本芸術院の授賞選考委員会では昭和二六年度の恩賜賞、芸術院賞の受賞者を選び、二六日その決定を発表した。 恩賜賞 洋画 白滝幾之助、洋画における多年の業績、また三井高精をたすけて三井コレクションを完成したことに対し 日本芸術院賞 第一部-美術 洋画 中山魏、「マチス礼讃」(第五回美術団体連合展出品作)に対して 彫塑 加藤鬼頭太(顕清)、「人間」(第七回日展出品作)その他彫塑界への功績に対して 工芸 山鹿健吉(清華)、手織錦「無心壁掛」(第七回日展出品作)と撚糸、染法などに新生面を開いた功績に対し 建築 吉田五十八、日本建築の近代化研究と独創的革新に成功したことに対し 他部門略。 六月二五日日本学士院講堂において授賞式が行われた。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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