法隆寺壁画移転工事始る

記事番号:01317
年月:1951年02月

法隆寺金堂壁画が焼けてから二年、この名宝をこれ以上破損せず後世に伝えたいと同寺国宝保存審議会では昨年五月から抜取りのため荷造りに着手していたが、六日朝「抜取安全法要」が工事関係者約一〇〇名が参列して行われ同九時一五分佐伯管長の手により木わくで固められた八号小壁をつるしたトロリーの鎖が引かれ、壁画抜取移転の歴史的作業が開始されることになつた。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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