ユネスコへ広隆寺図録贈る

記事番号:01309
年月:1951年01月

京都ユネスコ協力会が作つた「広隆寺図録」の贈呈式が一一日ユネスコ駐日本部で行われた。この図録は京都太秦広隆寺の寺宝、建築物など一八〇点を撮影(山本湖舟)、英文の解説をつけ、鳩居堂社長熊谷直清のデザインになる特別織の“正倉院裂”で外装した箱に納めたもので、今後の災害に備える保存の意味もかね、ユネスコ精神にもとずく文化交換としてマ元帥、ユネスコ本部、英米仏の各博物館など、国内では天皇陛下、国立博物館、京都博物館に寄贈して保存するため一〇部だけ作つた。この日同会難波紋吉理事から李ユネスコ駐日代表に贈呈された。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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