工芸指導所拡充

記事番号:00250
年月:1937年08月

商工省では工芸指導所を拡大、本所を仙台より東京に移し新に関西に支所を置き、全国に対し工芸品の試験研究、原材料の品質鑑定、製作技術の伝習講話、新製品の意匠図案配布等に当ることとし、新に技師二名、技手二名を増員、新設事務の為準備に着手することとなつた。而も従来其の仕事が木工、金工等に限られてゐたものを広く工芸品一般に及ぼし、組織の拡充と相俟つて活溌な活動を起すこととなつた。右に依る工芸指導所官制改正の勅令は八月十三日官報を以て公布された。尚東京、関西共今年中に敷地を選定、来年度より新庁舎建設に着手の予定である。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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