財産税立案さる

記事番号:00157
年月:1937年01月

政府は税制の全般的改革を図り其の細目に就き審議中であつたが、成案を得て税制改革関係法律案三十五件を一月十九日衆議院に提出した。此の中には財産税新設が含まれ、其の法案に依れば個人の財産三万円以上のものに対して課税するが、国宝及重要美術品、命令を以て定むる範囲の家宝等は除かれるものとしてゐる。右財産税の設定は美術の発達上に影響あるものとして注意され、之に関する正木直彦の意見等が発表された。 

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top