丸紅飯田が美術品輸入の新業務

記事番号:02830
年月:1969年10月

総合商社である丸紅飯田が英国のラブラン社(本社ロンドン)と提携し、年間最低18億円相当の絵画、古美術、骨董品を輸入することになり、このため1日から常設展示場を東京・有楽町、新有楽町ビルに丸紅アート・ギャラリーとして設け新業務を開始した。同社が第1回契約分として輸入(1部委託)したのは泰西名画など71点、総額10余億円にのぼるといわれた。特にそのなかのボッティチェルリ作「シモネッタ・ベネプッチの肖像」(時価1億5千万円)は、美術界の一部から真贋の疑点についての噂がおこり、6日関係者異例の記者会見で真作であると説明するなど、大きな話題となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top