満州国美術展開設

記事番号:00337
年月:1938年05月

満洲国では昨年訪日宣詔記念美術展覧会が開かれたが、新に官設美術展覧会を開設することとなり、民生部の主催として第一回満洲国美術展覧会を五月二日から十日間、新京記念公会堂並に大経路国民学校に於て開催した。会長、副会長、顧問、審査員長、審査員、相談役、幹事長、幹事等を置き第一部東洋画、第二部油画水彩画、第三部彫刻及美術工芸、第四部法書の四部とする。会長は民生部大臣孫其昌、審査員長は羅振玉で、審査の相談役として前田青邨及び藤島武二が招聘された。 第一回展の統計は左の通りである。 搬入数 入選数 特選 佳作 第一部 二五六 六八 四 一〇 第二部 三四九 一六一 五 一三 第三部 七一 五一 二 七 第四部 一二九 七二 三 九 合計 八〇五 三五二 一四 三九

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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