「生誕100年 岡本太郎展」開催

記事番号:05066
年月:2011年03月

1970年の大阪万博のシンボルとなった「太陽の塔」の制作などで知られる岡本太郎の生誕100年を記念し、約130点の作品によって、そのしごとの全貌をふりかえる「生誕100年 岡本太郎展」が8日から5月8日まで東京国立近代美術館で開催された。プロローグ「ノン!」、第1章「ピカソとの対決」、第2章「『きれい』な芸術との対決」、第3章「『わび・さび』との対決」、第4章「『人類の進歩と調和』との対決」、第5章「戦争との対決」、第6章「消費社会との対決」、第7章「岡本太郎との対決」、エピローグ「受け継がれる岡本太郎の精神」という構成で、一貫して既成の価値観への対決を挑んだ足跡が編年的に展観された。岡本太郎記念館の公開、川崎市岡本太郎美術館の開館など、近年再評価が盛んに行われている中で、岡本の今日的な位置を再考しようとする意欲的な企画となった。

登録日: 2014年09月17日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top