汎太平洋博に対し洋画家建言 

記事番号:00059
年月:1936年05月

明春汎太平洋博覧会が名古屋に開催され、其の事業として大美術展覧会が開かれる予定であるが、之に対して同市在住の洋画家達四十余名は会合意見を交換し、其の中の二十余名は更に五月十九日協議を重ねた結果 一、諮問委員会の設置方を早急に実現されたい。 一、同委員は名古屋在住者を主体とすること。 一、同展無鑑査出品は二科、国展、二部独立、春陽の各会員及び会友以上(旧帝展は特選以上)と内定せられたいこと。 の三項を市当局に要望することとし、二十日伊藤鎌、中野安治郎、魚津良吉の三名が市を訪問して之を提出した。(新愛知五・二一に依る)

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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