対馬で盗難の仏像、韓国地裁による判決

記事番号:05331
年月:2017年01月

長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国に持ち込まれた同県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」について、元の所有権を主張する韓国中部・瑞山(ソサン)市の浮石(プソク)寺が韓国政府に像を日本に返還せず、同寺に引き渡すよう求めた訴訟の判決で、大田(テジョン)地方裁判所は26日、同寺の請求を認めた。14世紀に日本の倭寇に略奪された像だとする浮石寺の主張を受け入れたもので、同寺が本来の所有者である証拠は乏しいとの見解を示していた韓国政府側は即日控訴した。

登録日: 2020年12月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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