薬師寺東塔の建立年代判明

記事番号:05328
年月:2016年12月

解体修理中の奈良市の薬師寺東塔(国宝)で、心柱と部材5点が8世紀前半(奈良時代前半)に伐採されたヒノキ材を用いていたことが年輪年代測定で判明し、同寺と奈良文化財研究所等が19日発表した。東塔をめぐっては、飛鳥時代の藤原京からの移築説と平城京遷都後の新築説があり、明治時代より論争が展開されてきたが、新築説が確定的となった。

登録日: 2019年10月10日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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