「中世信濃の名僧-知られざる禅僧たちの営みと造形」展開催

記事番号:04783
年月:2005年10月

中世の信濃において中国大陸の精神文化との交流を果たしていた禅僧たちの活動に注目した展覧会が、10月15日より飯田市美術博物館において開催された。同市上川路の畳秀山開善寺(臨済宗妙心寺派)は、官寺として鎌倉五山に次ぐ十刹の地位を得て重きをおかれていた。来朝僧清拙正澄の開山になる同寺の所蔵品を中心に、中世信濃に縁のある禅僧に関わる絵画、彫刻、墨蹟等65点が出品され、中世における一地方と大陸文化との豊かな交流を、禅僧たちの営みを通じて歴史的、文化的に検証した展覧会となった。(会期、11月23日まで。)

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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