菊池隆志

没年月日:1982/05/16
分野:, (日)

 創画会会員の日本画家菊池隆志は、5月16日午後1時16分、肺ガンのため東京都清瀬市の結核研究所付属病院で死去した。享年71。1911(明治44)年2月26日、日本画家菊池契月の次男として京都に生まれ、彫刻家菊池一雄は兄にあたる。28年第9回帝展に「初夏遊園」が初入選し、以後連続入選、34年第15回帝展「室内」が特選を受賞する。新文展にも39年第3回展より入選し、翌41年第4回文展に「母子像」を無鑑査出品、この間、36年猪原大華らと共に京都市立美術工芸学校教員となっている。戦後に至り、初め日展に出品していたが、48年山本丘人上村松篁福田豊四郎らと共に創造美術を結成、創立会員となる。その後51年新制作派協会と合流し新制作協会日本画部となるが、日本画部は74年新制作を離脱し創画会を結成した。人物、風景画を得意とし、新制作での作品に「雲」(51年)「裸婦」(52年)「姉弟」(53年)「氷雪の壁」(61年)ほか、創画会では「死海の遺跡QUMRAN」(74年)や壮大なロマンチシズムを感じさせる代表作「交響詩画、嵐の海」(第1章・76年、第2章・78年)等を発表している。

出 典:『日本美術年鑑』昭和58年版(272-273頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2016年11月15日 (更新履歴)
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