芸術選奨文部大臣賞受賞者決定

1993年02月

平成4年度(第43回)芸術選奨文部大臣賞、同新人賞の受賞者が26日、文化庁によって発表された。美術関係では文部大臣賞にグラフィックデザイナー勝井三雄(ポスター「アイムヒア」の作風に対して)、美術史家森洋子(著作「ブリューゲルの諺の世界」に対して)、新人賞に内藤広(三重県鳥羽市の海の博物館に対して)、木下長宏(著作「思想史としてのゴッホ-複製受容と想像力」に対して)が選ばれた。

重要文化財新指定

1993年01月

文化財保護審議会は22日、新たに建造物9件20棟を重要文化財に指定するよう森山文相に答申した。神社建築では櫛引八幡宮本殿、旧拝殿など5棟(青森県八戸市)、諏訪社本殿など2棟(長野県泰阜村)、若宮神社本殿(滋賀県安曇川町)、一宮神社本殿(徳島市)、寺院建築では上国寺本堂(北海道上ノ国町)、観音寺本堂、鐘楼など3棟(滋賀県山東町)、民家建築で既に指定されている2件に付属する住宅として、旧目黒家住宅新座敷(新潟県守門町)、黒田家住宅米蔵など2棟(静岡県小笠町)が指定対象とされ、これで国の建造物関係の重要文化財は2913件3452棟、うち国宝は207件249棟となった。

橿原神宮神楽殿焼失

1993年02月

4日午後1時45分ころ奈良県橿原市久米町の橿原神宮(山田正宮司)境内の神楽殿から出火し、木造平屋建て264平方メートルを全焼した。神楽殿は京都御所にあった神嘉殿を1889年に移築したもので江戸中期の貴重な建築物として国の重要文化財に指定されていた。同殿は檜皮ぶきで、同殿の西約15メートルにある焼却炉の火の粉による失火と見られる。

第36回安井賞

1993年01月

具象絵画の登竜門とされる安井賞の第36回受賞者が12日の選考委員会で決定され、応募総数241作家384点の中から安井賞に平岡靖弘「陸に上がった船(3)」、佳作賞に鴫剛「ENOSIMA higashi hama」が選ばれた。第36回安井賞展(主催・財団法人安井曽太郎記念会、毎日新聞社、セゾン美術館)は、2月26日から3月28日まで東京、池袋のセゾン美術館で開かれ、その後静岡県浜松市、兵庫県尼崎市、福島県いわき市、広島県尾道市、島根県松江市、長野県松本市、北海道帯広市を巡回した。

毎日芸術賞決定

1993年01月

第34回毎日芸術賞受賞者が1日発表された。美術関係では洋画家の猪熊弦一郎(「祝90祭猪熊弦一郎」、1993.10.22~11.3ギャラリー・ミキモト、に対して)、書家の金子聴松(「金子聴松書展」に対して)が選ばれた。

朝日賞決定

1993年01月

わが国の文化・社会の発展、向上に多大な貢献をした個人または団体に贈られる朝日賞受賞者が1日に発表された。美術関係では建築家槙文彦(長年にわたる都市デザインと現代建築への貢献)、日本史学者で明治美術研究会会長の大久保利謙(日本近代史学の確立と基礎資料の収集・保存に貢献)が選ばれた。同賞は1929年に朝日新聞社が創設し運営に当たってきたが、1992年5月の朝日新聞文化財団設立に伴い、同財団に移管された。これで同賞の1回以来の受賞者は341人と24団体となった。

to page top