日本建築学会賞

1976年04月

日本建築学会は昭和51年度日本建築学会大賞と同50年度日本建築学会賞(3部門)を決定。大賞は、東京大学名誉教授坪井勝。「平面および曲面構造に関する研究と設計に関する一連の業績」に与えられた。なお、学会賞第2部門作品には、磯崎新「群馬県立近代美術館」が選ばれた。

重要無形文化財(人間国宝)の指定

1976年03月

文化財保護審議会(田中義男会長)は、重要無形文化財の2名を認定し、26日永井文相に答申した。そのうちの1人に工芸技術部門(唐津焼)十二代中里太郎右衛門(号、無庵)が選ばれた。

新指定の文化財

1976年03月

今回、新指定された国宝は京都醍醐寺五重塔初重内部の壁画、京都府宮津市の海部家に伝わる海部氏系図の2件、重要文化財は、美術工芸品61件、(絵画13、彫刻8、工芸16、書跡18、考古6)、建造物17件(民家9、社寺その他8)。考古1件、民家1件、社寺3件が追加指定された。

芸術選奨決まる

1976年03月

演劇、映画、音楽、美術など10部門の芸術分野で、過去1年間に優れた業績を挙げた人たちに贈られる文部省の昭和50年度芸術選奨文部大臣賞と、同新人賞が10日決まった。文部大臣賞の美術部門は、工芸家芳武茂介、写真家東松照明で、前者は前年11月の個展での鉄器が伝統的な手仕事のよさを発揮したこと、後者は写真集「太陽の鉛筆」が沖縄、東南アジアの人の自然と生活を的確にとらえたことが授賞の対象となった。なお、新人賞は、デザイナー福田繁雄で、グラフィック・デザインに立体的発想を取り入れることに成功したことの理由による。

第1回吉田五十八賞

1976年03月

建築家吉田五十八の遺志による吉田五十八記念芸術振興財団(理事長高橋誠一郎)が、毎年建築、その関連美術の2部門を表彰するもので、第1回は建築部門で深谷浩一の「臨南寺本堂」に決定した。関連美術は該当作なしとなり、代わりに今回特別賞として、木工用具に対する業績で吉野鉄之助、大場正一郎、神吉義郎の3人が選ばれた。

第19回安井賞

1976年03月

具象絵画部門の登竜門として知られる安井賞に今回は三栖右嗣「老いる」が決定。佳作賞は麻生征子「エリーゼのために“風”」。

熊本県立美術館開館

1976年03月

熊本市の熊本城二の丸跡に熊本県立美術館(前川国男設計、小山岑雄館長)が完成、開館した。同館では熊本地方にゆかりのある美術品を収蔵する方針で、すでに細川家に伝わる永青文庫の寄託品のほか、海老原喜之助、浜田知明らの作品も収められている。また、地下に常設の装飾古墳展示室を備え、地方美術館の特色を出している。

韓国美術五千年展

1976年02月

韓国の先史時代から近代に至るさまざまな美術工芸品を、最近発見された出土文化財をはじめ、わが国の文化財とも関連する美術の各ジャンルにわたって、京都国立博物館(2月24日―4月18日)、福岡県文化会館(4月27日―5月27日)、東京国立博物館(6月8日―7月25日)で、長期にわたり展観した。

ドイツリアリズム1919-1933

1976年01月

ドイツ民主共和国の協力により、第1次大戦からワイマール共和国崩壊に至る1919-1933年間のドイツ・リアリズムの展覧会が24日から3月21日まで東京国立近代美術館で開催された。展観されたのは46作家の絵画、彫刻、フォト・モンタージュなど148点。(主催:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、日本経済新聞社、ベルリン国立美術館)

平安時代の壁画発見

1976年02月

兵庫県加古川市の鶴林寺太子堂の来迎壁とその背面の仏涅槃図の図様は、肉眼ではわからなかったが、このたび赤外線フィルムによる写真撮影に成功、学界の注目をあびた。

第17回毎日芸術賞決定

1976年01月

第17回毎日芸術賞が決まり、1日発表された。美術部門では、彫刻家清水九兵衛が「現代日本彫刻展出品作をはじめアルミ合金による連作“アフィニティ”」の成果により受賞した。

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