虎塚古墳彩色壁画発見

1973年09月

8月中旬から発掘調査が進められていた茨城県虎塚古墳で12日彩色壁画が発見された。この壁画は玄室壁画に白土下地・赤色顔料で幾何学文様、武具、船などを描いたもので、ほぼ完全な状態で発見された。

盗難美術品特別手配

1973年09月

警察庁は14日、ICPO(国際刑事警察機構)から特別手配のあった盗難美術品12点(ロートレック作「マルセル」、端光山清水寺蔵「十一面観世音菩薩像」を含む)について国内における徹底的捜査を指示した。

八角円堂の遺構発掘

1973年08月

六勝時研究会、鳥羽離宮跡調査研究所の手で進められている醍醐寺子院跡発掘調査により、現場から平安末期の八角円堂基壇、礎石が発見された。同堂は史料に記されていながら存在が確められなかった八角堂と考えられ、重源の関与も考えられる重要な遺構である。

「国立国際美術館」

1973年09月

大阪・千里丘陵の万国博会場跡地に残る万国博美術館が「国立国際美術館」(仮称)として〝復活〝することが6日、本決まりとなった。「万博美術館利用問題調査会」(主査・河北倫明京都国立近代美術館長)の報告に基づいて文化庁が正式に決めたもので、同庁は50年度開館をめざし、来年度に予算化して要求、具体的な設立準備に取りかかる。

難波宮跡平城宮跡の買上げ

1973年08月

文化庁は24日大阪市難波宮跡の民有地、奈良市平城京跡の未買収地域を大阪市、奈良県に地方債を発行させて先行取得し買収することを決定した。地価の急騰により年度毎の予算で買収するこれまでの方式では保存地買収が困難となったため、新らたな方式がとられることになったもの。

東京芸術大学の海外調査団

1973年07月

文部省の助成金による調査団として、「東京芸大イタリア初期ルネッサンス壁画・建築調査団」(団長・摩寿意善郎美術学部長、隊員・平山郁夫助教授以下6名の模写班を含む13名)が3日日本を出発した。8月末まで2か月にわたりアッシジのサンフランチェスコ寺院壁画・建築の調査、研究を行なう。

黒田清輝展

1973年06月

歿後50年を記念して、油彩、素描130点による遺作展が7日から7月8日まで鎌倉近代美術館で開催された。なおこのあと、福岡(文化会館7/31-8/19)、鹿児島(市立美術館8/25-9/9)、名古屋(文化会館9/15-9/23)、京都(市立美術館9/28-10/11)を巡回した。

中華人民共和国出土文物展

1973年06月

日中国交正常化を記念して東京・京都国立博物館で、中華人民共和国の出土文物展が開かれた。新中国成立後めざましい発見を続けている考古学的発掘調査の成果から選ばれた長沙馬王堆一号墓出土品、徐州漢墓の銀縷玉衣等213点に、章懐太子、懿徳太子墓壁画模写等参考品、補助資料を加えた展観は人々の注目を集めた。(東京展 6/9-7/29、京都展 8/11-9/30)

日本芸術大賞に加山又造

1973年05月

第5回新潮三賞(新潮文芸振興会主宰)が31日夕、東京・赤坂のホテルオークラで行われた選考会の結果、日本芸術大賞には、新制作協会日本画部会員加山又造(先鋭な時代感覚を反映して出発し、特に?風の制作に多様な展開を示す画業に対して)に決まった。

彫刻の森美術館大賞展

1973年06月

第1回展が3日から11月30日まで開催され、40作家44点のなかから、山本衛士「山景」の大賞、速水史郎、河口竜夫、篠田守男、土谷武の優秀賞が決定した。

日本建築学会大賞

1973年05月

このほど昭和47年度日本建築学会賞が決まった。大賞―浜田稔東大名誉教授(都市防災における火災工学の発展に対する貢献)長倉康彦都立大教授(小中高校の設計計画に関する研究)なお作品の該当はない。学会賞=論文―鈴木嘉吉奈良国立文化財研究所建造物室長の「奈良時代寺院僧房の研究」。

文春漫画賞

1973年05月

第19回文芸春秋漫画賞の受賞者が22日夜の選考委員会で、馬場のぼる(「バクサン」と「11匹のねことあほうどり」)、小林治雄(「ヒトクチ漫画」)に決定した。

経塚遺宝展

1973年04月

昭和45年に起工、昨年末に完工した新陳列館(本館)の落成を記念し、奈良国立博物館では29日から5月27日まで全国に分布する代表的経塚の出土遺品1200点を、出土地域別、遺品種類別に展示公開した。

仁和寺展

1973年05月

3日から14日まで上野松坂屋で弘法大師誕生1200年を記念して仁和寺展が開かれ、国宝「阿弥陀如来座像」、同「孔雀明王画像」など75点が公開された。

富士美術館開館

1973年05月

静岡県富士宮市の日蓮正宗創価学会の総本山大石寺境内に財団法人「富士美術館」が完成、5日から一般公開された。

朝鮮の絵画展

1973年04月

「日本にある高麗・李朝の作品」というテーマのもとに、高麗・李朝の絵画100点が、大和文華館で26日から5月27日まで展示された。

日本漫画家協会賞

1973年04月

日本漫画家協会の第二回漫画賞は、大賞が畑田国男「宇宙船ノア」と決定した。

ピカソ死去

1973年04月

世界の巨匠として、日本にも多くの影響をもたらしたパプロ・ピカソが8日南仏ムージャンの自宅で91才で死去した。死因は心臓マヒという。

古代オリエントギリシア展

1973年04月

ドイツ民主共和国ベルリン国立博物館所蔵の古代オリエント・ギリシア関係の遺品から選ばれた80点が3日から5月20日まで東京国立博物館で公開された。同展は5月29日から7月15日まで京都国立博物館でも開催された。

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