徳岡神泉回顧展

1963年09月

日本橋高島屋で20日から29日迄開催、明治44年から今日迄、50余年に亘る画業の代表作約60余点が展示された。

ルフィーノタマヨ展

1963年09月

メキシコ画壇の代表作家ルフィーノ・タマヨの1947年から現在迄の作品71点(壁画3点、油絵51点、デッサン4点、版画13点)がメキシコから直送展示された。 毎日新聞社主催で7日から池袋西武百貨店で開催を予定されていたが、直前に西武百貨店火災のため芝白金迎賓館に会場を移し11日から10月6日迄開かれた。なお、3日はタマヨ夫妻も招かれて来朝した。

中国明清美術展

1963年09月

東京国立博物館は、一昨年春開いた「中国宋元美術展」に続く特別展として明代から清代にわたる絵画、書、工芸496点(うち重要文化財25点、重要美術品2点)を9月14日から10月13日まで展示した。絵画では載文進、仇英、石濤、八大山人、揚州八怪といわれた金農、鄭板橋らの代表作。工芸では明清の染付、青磁、赤絵、金欄などの陶磁器や漆器、織物のすぐれたもの。書では祝允明、文徴明らの作品など名品の多くが並べられた。

アフガニスタン古代美術展 

1963年09月

カブール博物館の提供によるアフガニスタンの代表的な古美術、土器、ガラス器、仏像など約200点が9月3日から15日まで、日本経済新聞社主催、外務・文部両省後援のもとに、日本橋高島屋で展示され、東西文化の交流の上で、この国の古代美術が果した役割の大きさが改めて認識された。同展は引続き大阪、名古屋で展示された。 

「近代日本美術に於ける1914年展」開催

1963年09月

近年、大正時代の研究が盛んになりつつあるが、国立近代美術館では、大正初期、ようやく主観主義美術の抬頭しはじめた1914年を中心とする油絵、日本画、彫刻を展示し、大正期の特殊な性格を捉えた意義ある展観を行つた。会期は9月6日から10月20日迄。

第1回全国彫刻コンクール展開く

1963年09月

彫刻界の発展を願い、新人の登竜門として広く全国に公募した第1回全国彫刻コンクール展(宇部市、日本美術館企画協議会、毎日新聞社共催)は応募総数94人、120点にのぼり、土方定一等5人の審査員によつて大賞に志水晴児「執念―い」の他八点の入賞、26点の入選がきまつた。展覧会は、以上の外招待8人、48点の作品を加えて10日から11月5日迄宇部市野外彫刻美術館で開かれた。

中国永楽宮壁画展開催

1963年08月

1952年、中国の山西省?城県永楽鎮でダム工事中発見された道教寺院「大純陽万寿宮」(通称永楽宮)の壁画は、中国絵画史の記述を大きく書き変えさせる重要な遺品と云われるが、その精巧な模写(37幅111点)が元代陶器22点と合わせて、8月31日から9月18日まで、読売新聞社とアート・フレンド・アソシエーション主催により、東京・日本橋の白木屋ホールで公開され、注目をあびた。また、この展示を機会に、文物博物館研究所長王冶秋氏らが来日、永楽宮の発掘、考証、保存などにつき公演を行なつた。

千塚古墳群でカットグラス出土

1963年08月

橿原考古学研究所では、7月から8月にかけて5世紀後半のものと思われる橿原市川西町、千塚古墳群の第三次発掘調査を行なつた結果、多数の貴重な出土品を得たが、中でもペルシャふうのカットグラスが発見され、話題を呼んだ。

ゴーキー展

1963年07月

アルメニアからアメリカに移住、アメリカ現代美術の指導的役割を果したアーシル・ゴーキーのデッサン50点の展観でニューヨーク近代美術館から送られたもの。同美術館と読売新聞社主催で池袋西武百貨店で26日から11日迄開かれた。

マイヨール展

1963年08月

パリ国立近代美術館とヴィエルニ夫人他各国の所蔵家からの出品になるもので代表的彫刻60余点、デッサン60余点が国立西洋美術館で2日から9月15日まで展観された。

「世界近代彫刻シンポジウム」真鶴で開く 

1963年07月

すでに「世界彫刻シンポジウム」はユーゴスラヴィアやオーストリアで開催され大きな成果をあげたが、今回は日本で、朝日新聞社主催(経費負担)のもとに神奈川県真鶴の道無海岸で1日から3カ月間開かれた。参加者は、富永惣一を委員長とする選考委員会によつて選ばれた日本側6名の他、外国側5カ国6名。 (日本)本郷新、木村賢太郎、鈴木実、永井康雄(在パリ)、毛利武士郎、野水信 (外国) (フランス)クーチュリエ,ロベール(二点制作)、リプシ,モーリス(二点制作) (ドイツ)バウマン,ヘルベルト (キューバ)カルディナス,オギュスタン(2点制作) (スイス)ポンセ,アントワーヌ (イタリア)シニョーリ,カルロ 作品は東京新宿御苑に運搬され、全作品15点が10月5日から31日迄公開され、更に明年、オリンピックには、スタジアムの周辺を飾ることになつている。 

鶴林寺「聖観音」盗まる

1963年07月

7月3日兵庫県加古川市加古川町の鶴林寺宝物館から白鳳期の名作「聖観音立像」が盗み出されたが、2日後の5日夜逮捕された犯人の自供により手首、天衣などに損傷をうけた姿で、神戸市天王谷川の川底から発見された。

大正期版画展

1963年06月

創作版画運動の興つた明治末から大正12年関東大震災迄の第一期創作版画の歩みを回顧展望しようと試みたもので、橋口五葉、竹久夢二等の新版画も加え100余点に及ぶ、大正期を対象とした初めての版画展であつた。日本浮世絵協会主催で14日から19日迄日本橋白木屋で開かれた。

川端竜子記念館開館

1963年06月

昨年6月6日落成式を終え、コンクリート壁の乾燥をまつていた竜子記念館(東京都大田区新井宿)は1年後の6月6日、竜子の誕生日を記念して自作を展示、開館した

重要文化財日光本地堂の復旧工事始まる 

1963年06月

「鳴竜」の別名をもつて世に知られる日光本地堂は、昭和36年3月15日の出火により、その4割を焼失したが、復旧工事が工費2億6千万円、工期60カ月の予定をもつて、1日から始められた。 

犬山市に明治村建設

1963年05月

愛知県犬山市の入鹿湖畔70万平方米に明治時代の古い建築、その他の貴重な明治資料を集めて永久に保存しようという「明治村」の建設が計画されていたが、5月25日、「明治村」の起工式が同地で行われた。名古屋電鉄が主体となり、愛知県、国立公園協会、国学院大学、名古屋工業大学、明治文化研究家等によつて計画がたてられている。

第2回比叡山文化財特別総合調査おわる

1963年05月

文化財保護委員会では、前年度に引き続き、5月27日から1週間にわたつて比叡山の文化財調査を行なつた。今回は山下の坂本に集中する各里坊を中心に調査した結果、明王院の本尊木造千手観音立像(平安後期)をはじめ、絵画、彫刻、工芸、書跡などの注目すべき遺品多数を見出した。

カンボジア王国秘宝展

1963年05月

カンボジアが誇る古代クメール文化の遺跡、アンコール・ワットの遺品と、カンボジア王家の秘蔵品を紹介する「カンボジア王国秘宝展」が5月1日から12日まで、上野の松坂屋で開催された。 

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