源氏物語千年紀展開催

記事番号:04929
年月:2008年04月

「紫式部日記」の1008(寛弘5)年の条に宮中でこの物語が広く知られていたことが初めて登場するところから、今年を源氏物語千年紀とし、関連する展覧会が各地で開催されたが、そのひとつとして絵画作品によって登場人物や名場面のみならず、創作の背景となった平安文化や、物語の成立から今日までの伝承過程を紹介する「源氏物語千年紀展」が京都府京都文化博物館で26日から開催された(6月8日まで)。プロローグ「源氏物語への誘い」、第一章「作者・紫式部」、第二章「源氏物語の世界」、第三章「写本 その営と美」、第四章「源氏物語の楽しみ 享受の歴史」、エピローグ「源氏物語の雅」の構成で、重要文化財約40点を含む157件の作品、資料が展示され、物語と人々との千年の関わりが示される充実した展観となった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
to page top