九州国立博物館(仮称)設立構想

記事番号:04340
年月:1996年03月

文化庁は現行の東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館の三国立博物館に加え、新たに国立博物館を設立する方針で「新構想博物館の整備に関する調査委員会」(座長・上山春平京都市立芸術大学学長)を中心に構想を固めてきたが、同委員会が14日に打ちだした「アジア諸地域との相互理解を文化財を通じて担うための拠点となる博物館として、九州に設置することが望ましい」とする中間報告を受けて、文部省は22日福岡県太宰府市を新博物館建設予定地に正式決定した。九州国立博物館(仮称)は「日本文化の形成をアジアの観点から捉える」ことを目指していく方針である。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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